昔から病気一つせず、とにかく元気が取り柄だった父が、突然のがん宣告を受けました。家族は驚きましたが、当然本人もかなりのショックを受けたと思います。どちらかと言えば母の方が精神的に弱く病気がちなので、何かと支え続けていました。そんな中、父までもががん宣告を受けたことで、2人して落ち込んでしまうのではないかと心配していました。

ところが父は、がん宣告を受けた後も特に動揺することなく、落ち着いた精神状態を保っていました。本人の中ではかなりショックだったとは思うのですが、それを見せないよう、周囲の者を動揺させないようにしていたのかもしれません。その姿を見て、尊敬の気持ちを抱きました。

父は、がん宣告を受けてからも、常に前向きな考えをしていました。手術前の緊張時にも、不安な家族をよそに、かなり落ちついていました。この精神力の強さのおかげで、父は無事手術を終え、その後の回復もかなり順調にいきました。病は気からとよく言いますが、父の強い精神力ががんに打ち勝ったのだと思います。改めて父の凄さを知りました。

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