私は、30年近く前に、特発性血小板減少性紫斑病を発症しました。この時が初めての入院でした。
検査入院と言う事でしたが、症状が重くなり結局治療入院になりました。原因もわからず、薬が効くかも判らず、不安で一杯でした。そんな時テレビでみた、栃木県のがん患者さんの治療闘病記録を思い出しました。それは、自分の身体の中の癌を絵に描いて、それをやっつけている自分を書くと言う治療法でした。すると段々絵に描く癌が小さくなり自分を大きく書く様になって行くのです。それと同時に実際の癌も小さくなって行くと言う心理学を応用した様な治療法でした。そこで、私も毎晩消灯の後、ノートに自分の病気が良くなるイメージの絵を描きました。すると、先生も驚くほどの効果が出て無事退院出来たのです。病は気からと言いますが、この時本当にそれが実感できた最初の経験でした。しかし、人は落ち込んでいる時は中々前向きにはなりにくい物です。そんな時周りのサポートと私が経験した事を伝える事が役に立ち、前向きになれる人が一人でもいたら良いなとしみじみ思うのです。
- 2回乳がんになって思うこと
- ガンと仕事。家族で支える闘病生活。