2年前、私は切迫早産で乳がん検査の為マンモグラフィを受けた大学病院の産科に1ヶ月入院しました。それまで一度も大きな怪我や病気をしたことがなかった私にとってそれは初めての入院体験でした。
私が入院したのは6人部屋で、精神的にとても辛かったのは出産を終えたママさんも同室だったことです。切迫早産でぶじに生まれるかと不安な精神状況の中で、カーテン越しに聞こえる看護婦さんのおめでとうございますという声は大ダメージでした。それが嫌なら個室に移ればいいのですが、一泊6万もして保険的用外だったのでこのストレスの中で我慢するしかありませんでした。
また、何かにつけて看護婦さんから「あなたはまだ週数が浅いから」と言われたのにも傷つきました。きっと同じ状況の人にしかわからないNGワードだと思います。他の元気な妊婦さんと違ってあなたは特別だから、ダメな妊婦だからと言われているような気がしました。看護婦さんの多くは独身のため、知識は豊富でも妊婦の気持ちはわからないんだと思います。
この1ヶ月の入院体験は私の人生で最も辛い1ヶ月となりました。家で家族と過ごせる幸せを今は噛み締めています。