叔父が喉頭癌になったのは8年前の事。
手術で声帯を失ってしまいました。
その後3年後に肺への転移が確認され、右肺を2/3くらい切除。
そのまた2年後には気管支へ転移して呼吸苦があり、気管支にステントを入れ、それでもステントの隙間から増殖してくる肉腫を内視鏡で切除するという治療をしながら3年ほど経過しています。
状況としては末期症状なのだと思います。
しかし叔父はとても元気で、調子が良い時には飲みにも行っていますし、趣味の競馬も楽しんでいます。手術で声を失いながらも食道発声をマスターし普通に会話でき、なんと携帯電話まで持っています。
そして約2年前には声帯を失い食道発声の人たちのスピーチ大会にも参加し金賞を取りました。
スピーチ大会の仲間とはカラオケにも行くそうです。
近年は気管支のがんによる息苦しさが目立ち、緊急入院することも増えてしまい、スピーチ大会には参加できなくなってしまいましたが、がんの仲間とは親交を深めています。
がんになってもちろん苦しい治療もあるし、それまで出来ていたことが出来なくなってしまうことも多いと思います。しかしそれでもその状況からどう自分らしく生きるか…ということを日々叔父から教えてもらっています。
- 入院時に選ぶ病室
- 気付かぬふりをし合うのは辛いこと